2009年3月1日日曜日

基礎知識:選手出場

今回は選手出場という概念についてです。

Yahooの初期設定では、1チームに所属させることの出来る選手の最大数は22人です。その内の1枠は現実世界で故障して故障者リストに入っている選手のみを登録することの出来る「DL枠」ですので、ドラフト終了時点ではどのチームにも21人の選手が登録されているということになります。

全てのチームに最大21人の出場可能選手が登録されているわけですが、その21人全ての成績が毎日集計されるというわけではありません。成績を集計させるにはその日の試合に「出場」させる必要があります。Yahooの初期設定では、それぞれのチームに「捕手x1、一塁手x1、二塁手x1、遊撃手x1、三塁手x1、外野手x3、打者ユーティリティx1、先発投手x2、救援投手x2、投手x3」という合計16人の出場選手枠が設定されており、この出場選手枠に入れる選手は、該当選手の所属チームが現実世界で試合を開始する時間の5分前となるまでは自由に変更することができます。その日の出場選手枠に入っていない選手は全て「ベンチ」(あるいはDL)扱いとなり、ベンチ枠に入っている選手が当日にいかなる成績を収めようと、その成績が集計されることはありません。

5x5のスコアリングカテゴリーの内、率を元に計算されていない「得点」「打点」「本塁打」「盗塁」「勝利」「セーブ」「奪三振」の7カテゴリーは、出場試合数が増えれば増えるほど単純に有利になります。そのため、出来るだけ多くの試合に「出場」させて、成績をカウントさせるというのが基本中の基本となります。ただ、選手には一人一人に出場可能なポジションが設定されており、その設定されたポジション枠以外を使って出場させることは出来ません。(ただし「打者ユーティリティ」枠と「投手」枠は例外で、前者は打者であれば誰でも、後者は投手であれば誰でも出場させることが出来る枠です。)シーズン開幕前時点での各選手の出場可能ポジションは、昨年度の実績と世間一般的な評価に基いてYahooが設定しています。選手があるポジションで出場可能となるための基本的な条件は、野手の場合そのポジションで「5試合の先発出場」もしくは「10試合の出場」で、投手の場合「先発で3試合登板で先発投手の出場可能枠」「救援で5試合登板で救援投手の出場可能枠」が設定されることになっています。出場可能ポジションは、シーズン中でもこの条件を満たせば追加されていきます。例えば今季から左翼手となる予定のCarlos Guillenは、初期状態では一塁か三塁での出場が可能な選手として登録されていますが、シーズン開始後まもなくして一塁・三塁・外野の3ポジションで出場可能な選手に変わると考えられます。

David OrtizやJim Thomeなど基本的にDHでしか出場実績のない打者は、出場可能ポジションが誰でも使えるユーティリティ枠だけとなってしまいますので、少し使い勝手が悪くなってしまいます。同様に、メジャーでの役割が確立されておらず、これまでの登板実績もない投手などがシーズン途中で新たに選手登録された場合などは、出場試合数が基準に達して先発枠か救援枠が付くまでは「投手枠」でしか出場させることが出来ないということもあります。逆に、1度付いた出場可能ポジションがそのシーズン中に消えてしまうということは一切ありません。例えば捕手・一塁・三塁で出場可能なPablo Sandovalは、今季は現実世界において捕手としての起用がゼロに近くなることが予想されていますが、今年度のFantasy Baseballにおいてはシーズン終了まで捕手として出場させることが可能です。

一流選手の多くはポジションが固定されているため、1つのポジションでしか出場させられない選手がほとんどです。全試合出場を達成する選手の少なさや、シーズン中の故障離脱の可能性を考慮すると、複数ポジションで出場させることの出来る選手というのは、それだけで成績以上の付加価値があると言えます。

ただし、試合成績は際限なくカウントさせることが出来るわけではなく、上限試合数が設定されています。YahooのRotoの初期設定では野手は1つのポジション枠ごとに最大162試合までしか成績をカウントさせることができません。(デフォルトでは外野手のポジションは区別されないので、外野手は合計で486試合まで。)投手は全ての枠を合計で最大1250イニングまでとなっています。現実のMLBでは1チームはシーズン162試合しか行わないので、一人の選手でポジションを固定するのならば162試合を超えることは通常ありません。ただ、全てのチームが毎日一斉に試合をするわけではないので、Fantasy Baseballにおいては、複数チームの同ポジションの選手を毎日上手く出場させ続けると、162試合以上を出場させることが技術的に可能となります。それを防止する目的でカウント可能な試合数の上限が設定されているということです。前述した通り、集計される10項目の内7項目はカウントされる試合数が増えるだけで無条件に良くなりますので、野手は全ポジションで162試合出場、投手は1250イニング登板に出来るだけ近付けるというのがシーズンを通した一つの目標となります。

2chリーグ(PLUS ID:2946)においては、デフォルト設定からDL枠を2つ増やして合計3にした選手枠を使用します。

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