ドラフト結果12：Powers That Be

()内はMock Draft Centralによる参考ADPです。選手の成績は昨年の実績ではなく、MLB公式サイト内記事による2009年の予想成績を使用しています。情報の速さ・精度共に物足りない指標ですが、無償で提供されている点を重視して、チームの雰囲気を掴む参考までに載せています。

Pos	Name (PosElig.)	DP	ODP	ADP	Avg	R	HR	RBI	SB
C	Mike Napoli (C)	13位	全156位	(160.04)	.256	71	26	77	8
1B	Chris Davis (1B/3B)	6位	全61位	(64.39)	.274	91	37	105	6
2B	Kelly Johnson (2B)	12位	全133位	(213.62)	.291	87	18	73	11
3B	Aramis Ramirez (3B)	3位	全36位	(30.31)	.296	90	30	111	1
SS	Jimmy Rollins (SS)	1位	全12位	(8.58)	.285	98	19	73	37
OF	Josh Hamilton (OF)	2位	全13位	(10.88)	.308	105	34	126	8
OF	Matt Kemp (OF)	4位	全37位	(37.81)	.301	99	23	92	33
OF	Torii Hunter (OF)	14位	全157位	(112.26)	.272	78	23	82	15
Util	Brad Hawpe (OF)	16位	全181位	(135.69)	.296	83	31	112	4
BN	Jeff Clement (C)	21位	全252位	(241.55)	.252	59	17	70	0
BN	F.Lopez (2B/3B/SS/OF)	18位	全205位	(313.57)	.272	68	12	51	15
BN	Randy Winn (OF)	19位	全228位	(318.00)	.291	79	11	60	19
Pos	Name (PosElig.)	DP	ODP	ADP	W	Sv	K	ERA	WH/
SP	Ervin Santana (SP)	5位	全60位	(109.18)	14	0	191	3.53	1.20
SP	John Lackey (SP)	7位	全84位	(92.51)	16	0	175	3.36	1.27
RP	Jose Valverde (RP)	8位	全85位	(113.36)	4	38	79	3.10	1.19
RP	Heath Bell (RP)	10位	全109位	(169.36)	5	25	72	3.10	1.22
P	Joel Hanrahan (RP)	11位	全132位	(200.41)	4	22	71	3.75	1.39
P	Manuel Corpas (RP)	15位	全180位	(297.03)	4	19	56	3.55	1.37
P	Juan Cruz (RP)	20位	全229位	(NA)	3	0	69	3.82	1.30
BN	Javier Vazquez (SP)	9位	全108位	(136.96)	13	0	206	3.78	1.22
BN	Matt Garza (SP)	17位	全204位	(169.37)	12	0	145	3.65	1.29

コメント：さて、ラストです。特にコメントすることもないのですが、Ervin SantanaとKelly Johnsonはもう少し指名を遅らせておくべきでしたね。DL枠3ということもあり強気の指名をしたのですが、ドラフト時から故障がわかっていたSantana、Napoliに加えて、さらにLackeyまで故障することとなってしまい、ドラフト後に加えたKelvim Escobarと合わせてLAAの怪我人をまとめて抱えることとなっています。今のところ全員揃って5月には復帰している予定ということで、まずはDL枠に入れてからの動き次第ということで頑張っていきたいと思います。

ドラフト結果11：Pandars

()内はMock Draft Centralによる参考ADPです。選手の成績は昨年の実績ではなく、MLB公式サイト内記事による2009年の予想成績を使用しています。情報の速さ・精度共に物足りない指標ですが、無償で提供されている点を重視して、チームの雰囲気を掴む参考までに載せています。

Pos	Name (PosElig.)	DP	ODP	ADP	Avg	R	HR	RBI	SB
C	Ryan Doumit (C)	9位	全107位	(119.83)	.299	79	21	86	3
1B	Mark Teixeira (1B)	2位	全14位	(12.61)	.302	109	35	124	1
2B	Ian Kinsler (2B)	1位	全11位	(10.27)	.321	122	24	83	24
3B	Mark Reynolds (3B)	18位	全206位	(256.51)	.255	94	30	98	10
SS	Michael Young (SS)	10位	全110位	(79.30)	.288	93	13	83	9
OF	Matt Holliday (OF)	3位	全35位	(14.08)	.317	108	26	111	12
OF	Adam Dunn (1B/OF)	5位	全59位	(62.01)	.246	97	39	99	4
OF	Hunter Pence (OF)	11位	全131位	(81.54)	.280	84	24	89	15
Util	Willy Taveras (OF)	15位	全179位	(154.58)	.272	69	2	35	54
BN	Jim Thome (Util)	17位	全203位	(157.05)	.254	86	31	83	1
Pos	Name (PosElig.)	DP	ODP	ADP	W	Sv	K	ERA	WH/
SP	Cole Hamels (SP)	4位	全38位	(43.01)	13	0	177	3.42	1.14
SP	Chad Billingsley (SP)	7位	全83位	(84.23)	14	0	168	3.51	1.31
RP	Mariano Rivera (RP)	6位	全62位	(85.21)	5	37	68	1.85	1.00
RP	Jonathan Broxton (RP)	8位	全86位	(120.70)	3	29	91	2.95	1.14
P	George Sherrill (RP)	12位	全134位	(286.27)	2	14	49	4.45	1.46
P	Brad Ziegler (RP)	13位	全155位	(215.02)	2	14	33	3.08	1.15
P	Scott Baker (SP)	14位	全158位	(217.12)	13	0	150	3.56	1.22
BN	John Danks (SP)	16位	全182位	(152.74)	13	0	168	3.45	1.28
BN	Koji Uehara (SP)	19位	全227位	(278.82)	9	0	132	4.42	1.39
BN	Jered Weaver (SP)	20位	全230位	(231.50)	12	0	148	3.94	1.24
BN	Scot Shields (RP)	21位	全251位	(NA)	5	4	70	2.90	1.34

コメント：Hollidayが安いなぁ、というのがまず印象に残っています。結果として1巡目で指名されてもおかしくない選手が3人揃っていますね。今季のHollidayは打者天国の球場から投手天国の球場をホームとするチームへの移籍と、いわゆる「マネー・ボール」の一例としても有名となったBilly Beane GMの持つ盗塁否定の考え方(とそれを体現しているチーム体制：過去5年連続で盗塁試行数・成功数ともに全球団中最下位)など、果たして成績が「どれだけ落ちるのか」というのが議論の的となっていました。最近の傾向ではどうやら「落ちることには落ちるが、それほど落ちないだろう」という結論が無難なところのようで、ADPもまた上昇傾向にあるようです。また、このチームはDunnやReynoldsなど、打率にさえ目を瞑れば・・という選手や、Taverasのような1カテゴリー特化の選手を積極的に登用しているのも目立ちますね。投手陣も主要なところは一流選手で固まっていますが、残りはシーズンを通してある程度入れ替えを視野に入れているという印象を受けます。

ドラフト結果10：My Morning Jacket

()内はMock Draft Centralによる参考ADPです。選手の成績は昨年の実績ではなく、MLB公式サイト内記事による2009年の予想成績を使用しています。情報の速さ・精度共に物足りない指標ですが、無償で提供されている点を重視して、チームの雰囲気を掴む参考までに載せています。

Pos	Name (PosElig.)	DP	ODP	ADP	Avg	R	HR	RBI	SB
C	Pablo Sandoval (C/1B/3B)	10位	全111位	(210.75)	.308	81	19	92	1
1B	James Loney (1B)	14位	全159位	(94.89)	.295	75	16	88	5
2B	Chase Utley (2B)	1位	全10位	(14.19)	.297	99	29	101	10
3B	Alex Rodriguez (3B)	2位	全15位	(16.98)	.301	88	31	96	14
SS	Stephen Drew (SS)	7位	全82位	(90.49)	.283	75	20	71	7
OF	Nate McLouth (OF)	5位	全58位	(59.70)	.272	96	22	88	26
OF	Vernon Wells (OF)	17位	全202位	(106.40)	.281	78	25	88	7
OF	Jason Werth (OF)	12位	全135位	(143.28)	.276	69	21	71	17
Util	Mark DeRosa (2B/3B/OF)	15位	全178位	(195.09)	.275	80	16	74	2
BN	Denard Span (OF)	18位	全207位	(215.61)	.290	74	7	44	16
BN	J.D. Drew (OF)	21位	全250位	(306.93)	.274	71	18	66	3
BN	Ian Stewart (2B/3B)	19位	全226位	(298.90)	.267	61	16	62	6
Pos	Name (PosElig.)	DP	ODP	ADP	W	Sv	K	ERA	WH/
SP	Brandon Webb (SP)	3位	全34位	(46.16)	16	0	160	3.34	1.21
SP	Dan Haren (SP)	4位	全39位	(55.62)	13	0	171	3.58	1.19
RP	Brad Lidge (RP)	6位	全63位	(63.14)	3	34	94	2.70	1.30
RP	Kerry Wood (RP)	8位	全87位	(152.69)	4	31	76	3.55	1.26
P	Trevor Hoffman (RP)	9位	全106位	(188.24)	3	25	39	3.38	1.28
P	Ryan Dempster (SP)	11位	全130位	(160.45)	9	0	165	3.98	1.34
P	Chris Carpenter (SP)	13位	全154位	(282.92)	4	0	98	3.58	1.18
BN	Randy Johnson (SP)	16位	全183位	(144.72)	9	0	140	3.67	1.35
BN	John Smoltz (SP)	20位	全231位	(272.60)	7	0	88	3.98	1.14

コメント：A-RodはDL枠が多いリーグ設定になっていることの恩恵を最も受ける選手だと思います。そう考えるとこのほぼADP通りの15位での指名というのはお買い得感がありますね。同じく獲得をしているSmoltzもリハビリの具合が当初の予想以上に好調で、どちらも最初に伝えられていたよりは早い復帰となってくれそうです。野手と投手をバランス良くドラフトしているようですが、今回のドラフトは一塁手や外野手がかなり安くなっていたということを上手く利用して、優秀な選手を下位で獲得していますね。こっそり狙っていた人も多いであろう、全然隠れていない「今シーズンの隠れた宝石」のSandovalを獲得したのもこのチームでした。捕手のポジションでプレイしない選手を捕手で起用できるというだけで有利になれる上に、素質十分・今春の成績も絶好調極まりないとなれば、隠れている方が無理というものでしょうか。注目の選手です。Webb、Harenの2大看板など基礎はしっかり作って、未所属で有望な選手が多く出てくる守備位置は予算を抑えてあるように見えます。後はシーズン中にどう選手を入れ替えてくるかですね。