2009年3月12日木曜日

エキスパートによるMock Draft(6巡目)


6巡目1位 全体61位 Jonathan Papelbon RP (Scott Pianowski Alt.)

彼が確実にMariano Rivera、Joe Nathan、Brad Lidge、Francisco RodriguezやJoakim Soriaより良い成績を残すなんて保証はできないし、普段の僕はセーブに大金を注ぎ込んだりはしない。でも次に自分が指名できるのが他の人が22人を指名した後となる端のドラフト順に位置することとなった時は、自分から新しい流れを始めていくというのは悪い考えではない。次の20指名において少なくとも4人の抑え投手が指名されていくのだとしたら、1カテゴリーでしか貢献が出来ない投手に一番高い金額を払ったことも正当化されようものである。とは言うものの、ドラフト順が中位になった時の僕は、予算内でどれだけセーブ数を稼げるかが全てだ。

1B Mark Teixeira
3B Garrett Atkins
OF Nick Markakis, Matt Kemp
SP Tim Lincecum
RP Jonathan Papelbon

6巡目2位 全体62位 Chad Billingsley SP (Scott Pianowski)

もしもまた違う機会に全く同じ状況になったとしたら、Cliff LeeやErvin Santana、Francisco Lirianoをここで指名するかもしれない。この先発投手の階層は、興味深い選手達が多数揃っている。(Roy OswaltとJames Shieldsの指名も議論に値する。) でもこのチームが投手をドラフトするのにここまで待ったことを考えれば、成績の伸び代が大きくNo.1になれる可能性があるNo.2の価格で獲得できる選手を狙うというのが全てである。可能性の高い200奪三振、投手にとって有利なNLの環境、ドジャースタジアムからのぞくチャヴェス・ラヴィーンの景色、全てがBillingsleyを推している。

C Russell Martin
1B Ryan Howard
3B Aramis Ramirez
SS Jimmy Rollins
Util Adrian Gonzalez
SP Chad Billingsley

6巡目3位 全体63位 Jay Bruce OF (Brandon Funston Alt.)

一巡前に指摘したパワーの不足を補うときが来た。開幕直前に22歳を迎えるBruceは成長の可能性に満ち溢れている。特に左投手を相手にした時など、まだ打席において矯正していかなければならない点は多いが、彼は学習能力の高い選手だと期待されている。メジャー最初のシーズンで108試合で21本塁打という記録は、今季フル出場で30~35本の可能性を感じさせる。

2B Ian Kinsler
SS Rafael Furcal
OF Jason Bay, Jay Bruce
Util Chase Utley
SP Brandon Webb

6巡目4位 全体64位 Troy Tulowitzki SS (Brandon Funston)

大腿四頭筋腱の故障で2年目のシーズンが台無しにされてしまったが、初年度の彼は打率.291/24本塁打/99打点/104得点/7盗塁を記録している。まだ24歳の彼が07年に記録したこの成績と同レベルに戻ってこれないと信じる理由はどこにもない。昨季も復帰してからオールスター以降はOPS.858を残した。全体64位という位置でならば、僕は可能性に賭ける。

1B Miguel Cabrera
2B Dan Uggla
3B Evan Longoria
SS Troy Tulowitzki
OF Carl Crawford
SP Cole Hamels

6巡目5位 全体65位 Geovany Soto C (Matt Romig Alt.)

捕手のポジションで出場可能だった選手の中で、昨季のSotoは本塁打のカテゴリーで1位(23本)、打点で3位(86)、打率で4位(.285)を記録した。もう少し三振を減らしてくれてもいいとは思うだろうが、捕手の仕事は十分すぎるほど大変なものなのだから、アウトになるのに一塁まで無駄に走っていく必要もないだろう。

C Geovany Soto
2B Brian Roberts
3B Kevin Youkilis
OF Josh Hamilton, B.J. Upton
SP Dan Haren

6巡目6位 全体66位 Stephen Drew SS (Matt Romig)

2度目のフルシーズンとなった昨季は大きな成長を見せた。またオールスター後の64試合で打率.326/9本塁打を記録しており、シーズンの中でもさらに成長を重ねているのが窺える。大学時代の彼は2桁盗塁を記録する選手で、一昨年は盗塁試行数9回の全てを成功させた。昨季はたった6回の試行に終わった彼がまた積極的に走るようになってくれるとありがたいが、ここでは打撃成績を求めて指名をしている。

1B Adan Dunn
SS Stephen Drew
OF Grady Sizemore, Alex Rios
SP Johan Santana, CC Sabathia

6巡目7位 全体67位 Brian McCann C (Andy Behrens Alt.)

McCannは2006年以降打率.300/出塁率.360/長打率.513を記録してきており、毎年平均して22本塁打と91打点を残してきた。そして彼は実はSotoよりも1歳若い。僕の中のランク付けではMcCannが捕手のポジションの中で1位となっていたので、ここで彼を指名しないというのは難しい。

C Brian McCann
1B Prince Fielder
2B Brandon Phillips
OF Ryan Braun, Vladimir Guerrero, Shane Victorino

6巡目8位 全体68位 Joe Mauer C (Andy Behrens)

Mauerが捕手の中で一番だという意見にもとても説得力がある。実際のところ、これまで僕らがこの捕手のポジションを指名するのにここまで待っていたのは、このポジションの最上位の階層に位置する選手がかなり多いというのが理由である。(2番目の階層に位置する選手もたくさんだ。) Mauerは素晴らしい長打力を持っているわけではないが、打率を残すことに関してはずば抜けている。(08年.328、06年.347) 出塁率も高い選手なので、得点も大量にもたらしてくれる。

C Joe Mauer
3B David Wright
OF Carlos Beltran, Carlos Quentin, Corey Hart
SP Jake Peavy

6巡目9位 全体69位 Hunter Pence OF (Brad Evans Alt.)

長打力の成長が、このモジャモジャ頭の外野手を7巡目に入る前に指名するに足る十分な理由だった。昨季はライナー性の打球が13.9%と規定打席に達した選手の中では最も少ない異常な数値となり、外のボールにつられてしまうという傾向も手伝って、07年に.322を記録した打率は.269まで急降下した。3年目のフルシーズンを迎える直前の彼は、再度方向転換をする準備が出来ている。打率.280/25本塁打/90打点/85得点/10盗塁を期待できる彼は、Mixedリーグの3人の外野枠の1つを埋めるには堅実な選手だ。

1B Justin Morneau
3B Chris Davis
SS Jose Reyes
OF Manny Ramirez, Hunter Pence
Util David Ortiz

6巡目10位 全体70位 Ryan Zimmerman 3B (Brad Evans)

Mock Draftでの98.1位というADPを考えると、これは急ぎすぎた指名かもしれない。だがZimmermanの年齢・経験と健康状態は無視するには魅力的すぎる。ナショナルズはLastings MilledgeとElijah Dukesという成長を続ける上位打線を誇っている。Zimmermanの上昇し続けているコンタクト率(昨季83.6%)と十分な長打力を合わせて考えると、このポジションにおいて上位10人に入る成績を挙げるのは保証されたようなものである。06年と07年にかけてZimmermanは平均して22本塁打と100打点を記録していたのも忘れてはならない。

1B Albert Pujols
2B Alexei Ramirez
3B Ryan Zimmerman
OF Matt Holliday, Jacoby Ellsbury
Util Lance Berkman

6巡目11位 全体71位 Mariano Rivera RP (Chris Liss Alt.)

Riveraは年齢を重ねるごとに成長をしている。昨年は70.2イニングを投げてわずか41被安打、三振:四球比は77:6を記録した。彼は昨年10月に軽い肩の手術を受けたが、重大な問題は発見されなかった。何か影響があるとしたら、今季はこれまでよりも快適に投げることが出来るようになるくらいである。

2B Dustin Pedroia
3B Alex Rodriguez
OF Alfonso Soriano, Curtis Granderson, Nate McLouth
RP Mariano Rivera

6巡目12位 全体72位 Joe Nathan RP (Chris Liss)

抑え投手の成績を読むのは難しいが、Nathanは過去5シーズンで少なくとも36セーブ以上を記録してきており、2005年以降は防御率2.00を超えたことがない。他の細かな成績も、昨季はキャリアの中でも最高峰のレベルだった。

3B Chipper Jones
SS Hanley Ramirez
OF Carlos Lee, Ichiro Suzuki
SP Roy Halladay
RP Joe Nathan

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中盤に入っていくこれからが本当ならばいよいよ興味深くなってくるところなのですが、どうやら6巡目までで更新が終了してしまったようです・・・。

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